ダリ

らの

2008年09月25日 22:00

浦添美術館でダリの彫刻をみてきました。

それはダリが戦争の舞台となってしまった沖縄をテーマに二度と戦争が起こらないようにと平和への願いをこめて作った彫刻です。
ダリのパトロンであったキロス伯爵からお借りして沖縄にやってきたそうですが、さらにそれを買い取って沖縄に残そうという運動が行われているようです。

館内でその委員会の方からいろいろと説明をきいて、本当にその作品を沖縄の為平和の為に沖縄に残したいという思いが強く伝わってきたんですが、さらに実物の彫刻をみてその激しさにびっくりした。

「SUN GOD RISING IN OKINAWA」というタイトルで人魚の姿をした太陽の神が平和を願い海から浮上してくる様を表現しているんですが、その人魚の苦痛に満ちた悲しみの表情や荒れ狂う波の様子がすごく痛々しい。
戦争は人間だけでなくこの自然界すべてにとって苦しく悲しい起こってはならない事だというのがものすごい情熱で感じて胸がいたくなる。
目が離せなくなる作品ではあるけれど、ずっと見ていると辛くなるだろうな。

写真を撮ってもいいというので携帯で撮ってはみたものの、携帯なんかでうまく撮れるわけもなく、
でもできるだけ多くの人に見てもらいたいと思うので一応のせてはみてみるけど。





やっぱり足を運んで現物を見てもらいたい。

展示は9/28まで。急げ。


是非ともこの彫刻を沖縄に残してもらいたと思う。
でも今の私には入場料払うくらいのことしかできひんねんけど。



関連記事